Hatena::Grouprecipe

空想料理館 このページをアンテナに追加 RSSフィード


2015-04-28「シェイク・シャック」「カールス・ジュニア」はマクドナルドと何が

「シェイク・シャック」「カールス・ジュニア」はマクドナルドと何が違う?

| 16:36 | 「シェイク・シャック」「カールス・ジュニア」はマクドナルドと何が違う? - 空想料理館 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「シェイク・シャック」「カールス・ジュニア」はマクドナルドと何が違う? - 空想料理館

そういや最近ハンバーガーを食べていなかったw

 日本に上陸予定と話題となっている、米国のハンバーガーチェーン「シェイク・シャック」と「カールス・ジュニア」。前者「シェイク・シャック」が、2014年にニューヨークにオープンし、都市部を中心に店舗展開する都会派店なのに対し、後者「カールス・ジュニア」は、1941年にカリフォルニアにオープンし、今では全米に数多く店舗展開する老舗人気店だ。今回は、この2つのまったく異なる店を訪れ、日本上陸を前に、一足早く食べ比べをしてみた。

■行列嫌いのアメリカ人が並んでいた!!

 まず訪れたのは、「シェイク・シャック」。自宅近くにはないため、車で6時間ほどかけて、一番近いシカゴ店に行ってみた。入店して、まず驚いたのは、レジから入り口付近まで続く、長い列。噂には聞いていたが、行列に並ぶことが嫌いなアメリカ人がこれだけ並んでいるということは、「期待できる?」とワクワクしながら、並ぶこと10分。壁には、大きく張られたメニューが。犬へのおみやげ用ビスケットがあるのもアメリカらしい。

■ファストフードなのにアルコールを置いている!

 メニューにはハンバーガーとホットドッグが数種類ずつ、そしてフレンチフライやデザートなどがあり、飲み物は、アルコールが飲めるのが、マクドナルドなどのファストフード店とは異なる特徴だ。オリジナルのビールや赤白ワインが飲めるらしい。気になるところだが、今回は仕事、しかも車で来ているのでソフトドリンクを飲むことに…。

■ファストフードとは思えないほど高額!

 レジでの注文方法は、ごく普通のハンバーガーチェーンと変わらないが、違うのはそのお値段。看板メニューの「シャックバーガー」とホットドッグ、フレンチフライとデザート、飲み物というごく普通の2人分メニューで合計22.25ドル(1ドル119円として約2650円)! マクドナルドだったら、半分くらいの値段で済むようなメニューなだけに、「なに!? お高いではないか!!」とちょっとびっくり。

 どうやら、お値段が高い理由は、パテに使用している牛肉にあるようだ。餌にホルモンや抗生物質を混ぜていない、アメリカのブランド牛「アンガスビーフ」を100%使用しているのだ。フレンチフライもユーコンポテトを使用し、注文を受けてから揚げていて、人工的な調味料は使っていない。さらに、デザートのフローズンカスタード(日本でいうソフトクリームのようなアイスクリーム)にも、リアルシュガーやリアルシロップ(ともに人工甘味料ではないという意味)、餌にホルモンを混ぜていない牛乳を使用しているそうだ。

■注文を受けてから作るため待ち時間が必要!

 そして、レジのお姉さんに手渡されたのは、順番待ちの際、ファミレスやフードコートで渡されるような呼び出しブザー。「シェイク・シャック」では、ほとんどのものが注文を受けた後に作られるため、“できたて”が食べられる代わりに、しばし待ち時間が必要になる。

■インテリアもお洒落で落ち着いた雰囲気

 この待ち時間を利用して、混み合った店内を物色すると、インテリアは全体的に落ち着いた大人な雰囲気。一般的なファストフード店といえば、子供の来店も多いためか、ポップで楽しいインテリアの店が多い。しかし、こちらはシックな木材や、つや消し金属を使った、少し薄暗いシックな作りになっている。

 シカゴ店以外の店舗に足を運んだことがないので、どんな雰囲気なのか分からないが、こちらの店は近代的な建築物が立ち並ぶ、都会的な街、シカゴをイメージした作りになっているようだ。客層は、家族連れや若者、中年層など、幅広い。来店した時間が夕方6時ごろだったので、夕食に訪れた客も多いらしい。ハンバーガーが夕食になるのがアメリカらしいところだ。カジュアルながら、シックで大人な雰囲気の店内。スポットライトや小さな電球を使った照明がオシャレ。



■お姉さんがテーブルを拭いてくれた!!

 夕食時で混み合った店内だけに、席を見つけるのは一苦労で、グルグルと何度も歩き回って、やっと腰を下ろすことができた。ふーっと、一息ついていると、優しい笑顔のお姉さんがすかさずやってきて、「テーブルを拭きましょう!」と、きれいにしてくれた。日本では、よく見かける光景かもしれないが、ここアメリカでは、チップの発生しないファストフード店でこうした丁寧なサービスをしてくれるところは、珍しい。それだけに、期待はさらに高まる。なかなか鳴らない呼び出しブザーを机に置いて待つこと約15分。やっと呼ばれて、レジに商品を受け取りにいく。ニューヨーク・ブルックリンのボーリング場のレーンの廃材からできている、味のあるテーブル。シェイク・シャックのブランドマークがかわいく刻印されている。

■ハンバーガーはアメリカとは思えないほど小ぶり

 やっと手にしたハンバーガーは、アメリカにしては小ぶりなサイズ(日本では一般的なサイズ...)。撮影のために、半分に切ってみると、ジューシーなパテから肉汁がジュワッと出てきて、食欲をそそる。中に入っているのは、トマトやレタス、玉ねぎやピクルスなど、ごく一般的なハンバーガーと同じだが、ほおばってみると、バンズが予想以上にふんわりと、甘みも感じられて優しい味。ソースがさっぱりとしているためか、女性でもあっという間に食べ切れるハンバーガーだった。看板メニューのシャックバーガー($5.19)。少し黄色みがかった、甘みのあるふわふわバンズがおいしい。

■フレンチフライにも手を汚さないようにという配慮が!

 個人的には、ハンバーガーの次に重要なフレンチフライがちょっと残念だったかなという印象。フレンチフライ自体はおいしいのだが、フライにかかったチーズソースがアメリカでは一般的なインスタントフード“マカロニチーズ”のチーズと同じ味がして、なんとなく安っぽさを感じたのと、チーズがかかった部分がしんなりとしてしまって、カリカリとした触感が味わえなかったのが残念だった。まあ、好き嫌いがあるので、こちらはお試しあれ。

 次に、向かったのは、「カールス・ジュニア」。といっても、厳密には、「ハーディーズ」という同じ系列のお店。「カールス・ジュニア」はアメリカの西側を、「ハーディーズ」は東側を中心に展開。店舗名は異なるが、同じ会社が運営する店で、メニューもほぼ同じなので、東部に住む私は「ハーディーズ」で代表的なハンバーガーを紹介する。



■こちらは“ザ・ファストフード店”の趣

 こちらは、「シェイク・シャック」と異なり、都市部だけなく、全米に幅広く店舗展開しているだけに自宅から車で30分ほどで到着。米国のハンバーガーチェーンによくある、フリーウェイの入り口近くにある店舗に入った。

 ランチの少し前の時間帯だったこともあり、行列もなく、スムーズに注文し、席に着く。こちらも注文してから用意されるまで少し時間がかかったが、5分ほどで、席まで注文したものが運ばれてきた。アメリカ人の友人に「ここのシェイクはおいしい」と聞いていたので、注文してみると、フタからこぼれ出すほど、た~っぷりのホイップクリームをかけて、元気なおばちゃんが席まで持ってきてくれた。ごく一般的なファストフード店のインテリア。

 さあ、今回注文したのは、1/2LBのハンバーガーと、食パンを丸くカットしたバンズのハンバーガー。そして、シェイクだ。フレンチフライは、2種類あり、一般的なストレート型のフライと、トルネード型のカールフライだ。カールフライ(左)はカリッと、香ばしく、ストレートなフライ(右)は、さくっと軽く揚げられている。

■約230gのパテのボリュームにびっくり

 1/2LBというと、約230gのパテが挟まったボリューム満点のハンバーガー。持ってみると、ずっしりとしていて、迫力を感じる。日本でよく食べられる一般的なハンバーガーは、この半分ほどのサイズで、アメリカでは“little hamburger”といわれる。いつも“little”を食べているため、このボリュームには驚かされる。1/2バーガー(フライとドリンクとのセットで$8.29)は、つやつやで、少しカリッとしたバンズと肉厚のボリュームパテが一口ではほおばれないほどの迫力。

 「シェイク・シャック」のバンズが、ふんわりとしていたのに対し、こちらのバンズは少しカリッと焼かれていて、中には、こんがり焼かれたジューシー肉と、レタス、トマト、ピリッとした辛みのある紫オニオンのスライスがはさまっている。肉のうま味も、しっかり味わえて、食べているうちに、肉汁と重みで、バンズがずれてきて、手がべったりなってしまうのだが、空腹にはたまらない満足感を与えてくれる。まさに、アメリカらしいハンバーガーと言える。

 ただ、このサイズは、女性の口では完食するのは、少し難しいかもしれないので、ハーフサイズのハンバーガーをおすすめしたい。食パンを丸くカットしたバンズにパテとトマト、カリカリベーコンがはさまっている、マヨネーズソースたっぷりの「フリスコ・バーガー」(フライトドリンクのセットで$7.69)。サンドイッチのような食感で、女性にも食べやすいサイズ。

■本物のアイスクリームを使った甘さ抜群のシェイク!

 友人ご推薦のシェイクはというと、ファストフードでは珍しい本物のアイスクリームを入れて作ったシェイクなだけに、飲みごたえ抜群、甘さ抜群。飲んだら、「ヒ~!」と声が出そうになるほど、強烈な甘みが口の中に広がる。ホイップクリームも相まって、一人で全部飲むのは厳しいかもしれないが、甘いもの好きにはたまらないシェイクだ。カールス・ジュニアに行ったら、是非試してみてほしい一品だ。

 今回紹介した、都市型高級ハンバーガーと老舗ボリュームハンバーガー。特徴は、それぞれ違うが、日本のハンバーガー市場には、新たな風を吹き込んでくれそうだ。両者ともに、出店する国によっては、新たなメニューを加える可能性もあることから、そちらにも期待したい。

日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 4月28日(火)9時47分配信

GW明けまでは、タケノコ三昧だなw

空想料理館